#ポートフォリオを作って気づいた、デザインより大変だったこと
ポートフォリオを作り始めたときは、正直「まずは見た目をいい感じにできれば十分かな」と思っていました。
レイアウトを整えて、画像を入れて、余白を調整して、全体の雰囲気をそれっぽくする。最初はそういう部分ばかり気になります。実際、自分もまずそこにかなり意識が向いていました。
でも、作業を進めるうちに思ったのは、本当に大変なのはデザインそのものじゃなかったということです。
むしろ大変だったのは、裏側の整理でした。
構造を整えること、コンポーネントを分けること、使っていない変数や古いコードを消すこと、全体の統一感を保つこと。見た目を作るより、そっちのほうがずっと時間がかかりました。
今回は、ポートフォリオ制作を通して「デザインより大変だったこと」を振り返ってみます。
#1. 見た目は直せても、構造が汚いとすぐ苦しくなる
最初のころは、とにかく画面をそれっぽく見せるのを優先していました。
クラスを足して、余白をいじって、必要ならその場でコードを書き足す。これで一旦は見た目が整います。実際、短期的にはそのやり方で進められます。
でも、このやり方はあとからかなり苦しくなりました。
一箇所を直したら別の場所がズレる。
ブログ一覧を整えたら詳細ページとの雰囲気が合わない。
少し修正しただけなのに、他のコンポーネントまで見直しが必要になる。
そんなことが何度も起きました。
結局、見た目だけ先に整えても、構造がぐちゃっとしていると修正のたびにしんどくなります。
その場では早く見えても、あとで何倍にもなって返ってくる感じでした。
「とりあえず動く」「とりあえず見える」は大事だけど、それだけだと後半がかなりきつい。これは実際に作ってみてかなり実感したことです。
#2. コンポーネント分割は、見やすさのためだけじゃなかった
最初は、コンポーネント分割って「コードをきれいに見せるためのもの」くらいに思っていました。
もちろんそれもあるんですが、実際に触ってみると一番大きいのはそこじゃなかったです。
本当は、修正しやすくするために必要なんだと気づきました。
たとえばブログ機能だけでも、一覧カード、記事ページ、目次、関連記事みたいに役割がいろいろあります。
これが一つの大きなファイルにまとまっていたり、責務が曖昧だったりすると、少し触るだけでも「どこまで影響するんだろう」と不安になります。
逆に役割ごとにちゃんと分かれていると、かなり楽になります。
どこを直せばいいか分かりやすいし、他の部分を壊しにくいし、あとで見返したときも迷いにくいです。
個人開発だと「自分しか触らないし、まあいいか」となりがちなんですが、自分で作ったコードでも、数日後には普通に読みにくくなるんですよね。
その意味でも、コンポーネント分割はかなり大事でした。
#3. 不要な変数や古いコードは、残ってるだけで地味にしんどい
開発中って、とりあえず前に進みたいので、使わなくなった変数や古いコードをそのまま残しがちです。
自分もかなりありました。
「あとで消そう」と思って残したものが、そのまま居座ることが多かったです。
でも、これが地味にきついです。
もう使っていない変数がある。
前の設計の名残みたいな関数が残っている。
props を受け取ってるのに実際は使っていない。
似たような処理が少しずつ違う名前で存在している。
こういうのがあるだけで、コードを読むたびに「これって必要だっけ?」と確認する時間が発生します。
しかも厄介なのは、不要なものがあるとコード全体の見通しが悪くなることです。
動いているかどうかとは別で、読みやすさとか判断のしやすさがかなり落ちます。
見た目には出ない部分だけど、開発しやすさにはかなり影響していました。
作るだけじゃなくて、消して整えるところまでやってようやく一段落、という感覚が強かったです。
#4. デザインを再現するより、全体を揃えるほうが難しかった
参考にしたいデザインに近づけること自体は、頑張れば少しずつできます。
余白を調整して、文字サイズを変えて、カードの形や雰囲気を合わせていく。そういう作業は分かりやすいですし、進んでいる感じもあります。
でも、実際に難しかったのはそこから先でした。
一つのページだけ整っていても、別のページに移動したときに急に雰囲気が変わると、全体としてちぐはぐに見えます。
ブログ一覧だけ良くても、記事ページや関連記事、細かいパーツのトーンがズレていたら、思ったよりまとまりません。
つまり難しいのは、1画面をきれいにすることより、サイト全体で同じ空気感を保つことでした。
これが意外と大変でした。
1つ直すと他も気になるし、1ページだけ完成しても終わりにならない。個人開発だと特に、気づいたらずっと微調整している感じになります。
でも、その積み重ねでようやく「それっぽい」ではなく「ちゃんとまとまって見える」に近づくんだなと思いました。
#5. 一番の学びは、「作れる」と「整えられる」は別だったこと
今回いちばん大きかった学びはこれでした。
コードを書いて、画面を作って、ちゃんと表示させる。そこまではできるようになってきたと思います。
でも、その先にある「整える力」はまた別だと感じました。
構造を分かりやすくする。
あとから修正しやすくする。
いらないものを消す。
全体の統一感を保つ。
見た目だけじゃなく、中身も整理された状態にする。
こういうところまでできて、やっとちゃんと作れたと言える気がします。
最初は「ページを作れたら十分」と思っていたけど、実際にはその後の整理のほうがずっと大事でした。
そしてたぶん、そこにその人の実力が出るんだろうなとも思いました。
#まとめ
ポートフォリオを作る前は、デザインを作ることが一番大変だと思っていました。
でも実際にやってみると、もっと大変だったのはその裏側でした。
構造を整理すること。
コンポーネントを分けること。
不要なコードを消すこと。
ページごとの雰囲気を揃えること。
こういう部分は目立たないけど、作業を続けるほど重要さがよく分かります。
見た目を整えるだけでも楽しいですが、それだけだと途中で限界が来ます。
今回ポートフォリオを作ってみて、見える部分だけじゃなく、見えない部分まで整えることの大切さをかなり実感しました。
これからも、ただ作るだけじゃなくて、あとで見ても直しやすいコードを意識していきたいです。
